幹細胞治療と幹細胞培養上清液の違いは？

細胞は日々の入れ替えと合わせ、病気や怪我、老化などによっても損なわれます。この損なわれた細胞修復を担うのが「幹細胞」です。自身の幹細胞を培養・増殖し体内へ戻すことで、アンチエイジングや組織の再生、各種疾患に使用するのが幹細胞治療といわれるものです。

近年の新しい研究では、幹細胞から分泌される数百種類もの成長因子やサイトカインなどの生理活性物質が、体内にある再生能力の高い細胞に働きかけることで組織の再生を促し、幹細胞移植と同等の役割を担うことが分かってきました。この分泌された成長因子などのことを幹細胞培養上清液という。